聖女は奇跡を起こし人々を癒している。
稀代の治癒魔法の使い手だ。
そう例える人々が多いが、実は聖女自身が公式の見解を約100年くらい前に公開していたりもした。
聖女いわくこれは魂の転換魔法なのだと
死んだ後、その魂は留まるか転生する
問題はこの留まる方の魂で
この魂は幸福と不幸を強制的に発生させる要因となる
（魂を削って強制的に幸福にしたり不幸にしたりするのだ）
そのせいで、古代の戦争は悪化の一路を辿っていたのであり
初代の聖女はそれを憂い
留まる魂を人々を幸福にすることにしか使えないよう
魂の転換魔法を展開したのだ

（ネタバレ！）

黒髪の戦乙女条例事件において
聖女が元老院にいいように扱われていたり
初代聖女に乗っ取られている間に
水面下で
魂の転換魔法をアゼルトリア国内のみに制限する魔法がかけられてしまっていた
その制限を解除する巡礼である

制限を解除すればレバノンも順調に復興する
その為に彼女らは奔走している